御苗場vol.20および40one'sに出展していました
- takahashi1041
- 2017年3月25日
- 読了時間: 4分
遅くなりましたが、御苗場vol.20と40one's写真展に出展していました。
本当であれば御苗場がおわった時に御苗場のレポート、40one'sが終わったら40one'sと、それぞれ終了時にレポートを書くべきだったのですが、blogをはじめて間もないのと、展示作品が一緒だったこともあり、今回はまとめてレポートとして残しておこうと思います。
【出展作品について】
展示風景はこちらです。
御苗場

そして40one's

ということでほぼ一緒の構成でございました。
【展示に関して】
展示タイトルは[LOOP]。
そして今回の展示テーマは[自分が考える理想の写真集の製作]でした。
通常の写真集は本がベースになっているので、タイトルに沿った[LOOP]した写真集には出来ません。 それをなんとかして無限ループさせる写真集を作っちまったのが今回の展示でした。

とはいえせっかく作った写真集も、見てもらえなければ意味がない。そんなわけで、「写真集を殆ど見ない私」が見る仕組みを考えました。それがハンドル。男なら、ハンドルあれば回す。この単純明快な論理こそ正義。
そんなわけで、ハンドルでぐるぐると写真を回す。そしてせっかくだから写真をライティングし、写真を捲る(送る)たびに光の軌跡を変える仕組みを作ることで、見る人にも楽しんでもらえるような仕組みにしました。(動画だと光が飛んでいて見苦しいですが、実際は結構綺麗に見える…はずです)
お陰様で、特に御苗場では途切れることなく写真を見てもらうことに成功しました!
御苗場ではCP+の影響か片手に荷物をもった来場者が多く、その状態でも見てもらえたのは大きかったです
実際、御苗場で写真集をこれほどまでに見てもらった展示というのは、今まで例がないのではないでしょうか…?というレベルで、ブース前はほぼ常に人がいる状態。ありがたかったです!

今回の展示。
ループする写真集は、いうなれば
自分の根幹となるステートメントと、 多くの人に見てもらうための工夫と、 そして見てくれた人が楽しめるアイデア。
それらを全て適用した写真集でした。
やはり私は、偉いかっこいい写真も、かっこつけた写真も撮れない。 明確に何かを訴えたいわけでもない。 誰かから賞賛を得たいわけでもない。 …のですが、
やはり多くの人に、今自分がやっている作品は見てもらいたいと思っているんです。
写真は、自分の写真に興味ある人にだけ見てもらえばいいって考えは間違いないけど、【自分の写真に興味ない人に、いかにして興味もってもらうか】も、凄く大事だと思うんです。
私の写真はパッと見では意味不明だし、画像を後加工しているようにしか見えない写真なので、まずは興味持ってもらって、自分の写真を撮る意図を感じてもらえれば一番良い気がしています。
また、御苗場会期中は色々飲み会に参加したり、40one's中は友人達と一緒に楽しんだり。
御苗場と40one'sはそれぞれ違った楽しみがあって良かったです。



残念ながら賞等を得ることはできませんでしたが、その分色々な人と話して、写真に興味を持ってもらえたと思うので、御苗場も40one'sも出して良かったなぁと思っています。
【作製に関して】
普通、こういうDIYで創作する方々は制作過程をしっかりと作られているのですが、如何せん私は適当人間なのでそんなものが残っているわけもなく。
気づいたらいつのまにか完成形でした。


基本は木箱を作り、中に自転車のチェーンを取り付け、ハンドル部を回すことでチェーンが回転、チェーンに取り付けられた写真が一緒にまわる仕組みでした。
仕組みだけなら簡単ですが、きれいに回すにはなかなか難しく…チェーンのテンション、写真の貼り付け方法、プリントの紙の種類、その他諸々試行錯誤の連続で大変でした。
実際に展示中に何度か搬送エラーが発生しており、まわりに居たかたのご協力もありしのげたという状態です。(修理してくれた方々、ありがとうございました)
次作る際は、もっとしっかり作らなければ。

搬入も凄く大変でした。
【終わりに】
そんなわけで、御苗場、40one'sにご来場いただいた皆様、ありがとうございました!
またスタッフとして動いて下さった方々にも感謝です!
そしてなにより、作品製作にご協力いただいたMQ氏に多大な感謝を。彼女でなければ、今回の作品に仕上げることは不可能でした。
最後の写真は、40one'sの集合写真。楽しかった!次は男のセルフポートレート展です。次回の展示も、皆様よろしくお願いします!!

Comments